とんでもないアクシデント – 3日目

事故発生!

PM8:00を過ぎたので、夕ごはんを食べにいこうと起き上がり、着替えました。
なんかだるい・・・。
頭が少しクラクラ・・・。
着替えを終えて、ダンナといっしょに部屋を出ました。

歩いてレストランへ向かおうとしましたが、「疲れていて気分が良くない」ことをダンナに伝えると、ホテル内を走っているトラムに乗ることにしました。
ロビーについたところで、猛烈に気分が悪くなり、ひとりで立っていられなくなりました。
頭がグラグラするし、吐き気もするし・・・何これ!?

クリニックが近くにあったけれど、部屋に戻りたかったので、ダンナに支えられて、今歩いてきた廊下を戻りました。
フロントの横を過ぎて、手すりにつかまりながら階段を降りて行きました。
あと一段と思ったところで、グキッ!
左足に激しい痛みが走りました。
頭もグラグラして、もう立っていられないと思った瞬間、意識を失いました。

背中に冷たさを感じて、目を開けてみると、緊張した表情のダンナがいました。
横になっていることから、自分が倒れたことがわかりました。
「また倒れちゃったね」
昨年末、わたしの実家で過ごしているとき、一酸化中毒で倒れて以来、生まれて3度目です。
一度目は高校のとき、朝起きて頭がクラクラするので、母親の部屋に行って倒れました。

体を起こしていると、頭がグラグラして気持ちが悪くなるので、横になりました。
すると、近くの部屋のお客さんが、私たちに気がついて枕を部屋から持って来てくれました。
左足はどうやらくじいたみたいです。
力を入れると痛くて・・・立てない・・・。

あたふた、あたふた

ダンナがエヴァソンのスタッフを呼んできてくれました。
「日本語のわかるスタッフがいるはず・・・呼んで来てもらった方が・・・」
わたしが言ったことをダンナが英語で伝えました。
しばらくすると、日本語のわかるスタッフがきました。
タイ語・日本語・英語が飛び交います。
クリニックのドクターらしい人が来て、その場でいろいろチェック。

部屋に戻りたかったので、車椅子を持って来てもらいました。
車椅子に座って移動を始めたのですが、途中で猛烈に気持ち悪くなって、車椅子を降りて倒れました。
どうやら起きているのが良くないみたい・・・
スタッフに抱きかかえられて、近くの空いている部屋に運び込まれました。
ベッドの上で横になっているうちに気分は良くなってきました。
クリニックのドクターに診てもらって、熱をはかりました。

救急車で病院へ

救急車でプーケットの病院へ運ばれるそうです。
タイまで来て救急車に乗るなんて・・・。
日焼けして、水分を十分とらなかったせいもあるのでしょう。
少しだけ体を起こして、ミネラルウォーターを飲みました。
ダンナは、パスポートと海外傷害保険証書、財布などを取りに部屋へ行きました。
横になって気分が落ち着いてくると、今度は寒気がしました。

30分くらいして、ドクターが現れました。
脈や血圧を測定して、熱をはかったあと、左足首の状態を見て、車椅子にもなるストレッチャーへ移動。
2度目の救急車は、タイだなんて・・・。
ダンナとホテルのスタッフ、ドクターに付き添われて病院へ。
救急車は「かなり飛ばして、かなり怖い運転だった」(ダンナ談)そうです。
横になっていたわたしは「まだ着かないのかなぁ」という感じでした。

バンコク・プーケット病院

PM9:00すぎ 病院到着

バンコク・プーケット病院(Bangkok Phuket Hospital)に到着するとストレッチャーのまま降ろされ、ICUへ運ばれました。
ダンナとホテルのスタッフが手続きのため、窓口へ。
しばらく診察室でじっと横になっていると、ナースが現れて検温、血圧測定、脈拍測定されました。
待っている間、周囲をキョロキョロ。
なかなかキレイな病院。
病院というよりは小学校にいるような感じでした。

問診を受けて、左足首のレントゲン撮影をして、簡単な診察を受けました。
ひと晩、入院することになりました。
入院なんて、小学生のときに骨折して以来・・・。

病室に移動

病室の見取図
病室まで運ばれ、ベッドに移動しました。
部屋は個室でシャワー・トイレ・洗面所完備。
しかもシャンプーや髭剃りなどのアメニティもそろていました。
冷蔵庫もあってホテルと同じようにミニバーになっています。
その値段の安さに驚きました。
コーラが10バーツ(約28円)!
(ミネラルウォーターは無料です)

ベッドは手元のリモコンでいろいろな操作が可能です。
もちろんテレビもあります。
翌日になってわかったことですが、この病室があるフロアは、外国人専用のVIPルームだそうです。
エヴァソンのスタッフは、わたしたちが部屋で落ち着いたのを確認して戻りました。

二人とも夕ごはんを食べていませんでした。
病院スタッフの方が「この近くのお店から宅配してもらうことができます」とおっしゃったので、ヌードルを取り寄せてもらいました。
2人前で60バーツ(170円くらい)・・・安い。
麺とスープが別々に袋にはいっているので、器にあけ、具をのせて温かいうちに食べました。
あっさりとしていておいしかったです。
食べ終わって横になっていると、くすりが渡されました。
それを飲んで眠りました。

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