新郎挨拶・謝辞~御披楽喜

新郎の挨拶

高砂から立ち上がり、マイクを持った新郎が招待客みなさまにご挨拶しました。

「前日までに何を話すか原稿を書いたほうがいいよ」とお嫁さま。
「頭の中に入っているから大丈夫」とお婿さま。

新郎挨拶1回だけでも紙に書いておけば、スムーズだろうに・・・と心配しつつも、うるさく何度も注意しても聞かない人なので、任せることにしました。
ドキドキしながら横に立っていたのですが、途中、何を話すかを忘れたようで、同じ内容の繰り返しをしていました。
それに、流していたBGMで気持ちが高ぶったらしく、涙をこらえていたそうです。
やっぱり「故郷へ」(ふしぎの海のナディア)は泣けます。

花束と記念品の贈呈

新郎の挨拶が終わったあと、今まで育ててくれたお礼と感謝の気持ちを込めて花束をプレゼントしました。
花束といっしょに、記念品(目録)を渡しました。
目録の内容は、「福岡のおいしいものを送ります」というものでした。

披露宴が終わったあと、わかったことですが、目録が両家反対に手渡されてしまったのです。
花束と記念品の贈呈は、ちょっと複雑になっていて、花束は「新郎は新婦母へ、新婦は新郎母へ」、目録は「新郎が新郎父へ、新婦が新婦父へ」というふうに決め、司会者に伝えてありました。
花束は同じものだったのですが、目録は宛て名が違うので、間違わないようにと、熨斗の裏にエンピツで名前を書いていたにもかかわらず、明治記念館のスタッフから受け取り、確認せずに手渡してしまいました。
目録の内容は両家とも同じだったので、トラブルにはなりませんでした。
失敗してしまいました。

謝 辞

謝辞新郎のお父さまによる謝辞でした。
お酒が入って大丈夫かと周囲は心配の様子でしたが、全く問題はなく、披露宴を締めていただきました。

結びの言葉

かがりび司会の結びの言葉が入り、これにて披露宴はお開きです。
ふと金鶏の外を見ると、すでに暗くなっており、かがり火が灯されていました。

新郎新婦、両家の両親はお部屋の外へ移動してお見送りです。

お見送り(送賓)

金屏風の前に横一列に並んで、ゲストのみなさまが出てくるのを待ちました。
ところが、こちらは準備できたのに、招待客のみなさまはなかなか出ていらっしゃいません。
躊躇したり、お話したり、写真撮影している様子。

しばらくして、みなさまがいらっしゃり、お見送りしました。
迎賓のときは、かなり緊張していましたが、お帰りのときは、わたしたちもみなさまも笑顔でした。
良い披露宴になりました。